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2025.05.11

永野芽郁さんの報道について思うこと

 永野芽郁さんは私が好きな女優の一人だ。NHKの朝ドラ「半分、青い」で、まだ10代で主役を演じた時の類いまれなる表現力には本当に驚かされた。また、山田洋二監督の「キネマの神様」では菅田将暉の相手役で、不安定な彼をとことん支える芯の強い役柄を演じ、心を奪われた。
 
 最近はハッとするような場面に出くわすことがなくなってはいたが(やや出演作品が多過ぎるのが気になるのだが・・)、将来がとても楽しみな女優の一人であると私は思っている。

 なので永野芽郁さんに不倫疑惑が報道され、とても心配している。仮にこれでしばらく彼女の演技がみれなくなるとすれば、とても残念だし、少しおかしい気もするので、そのことを書いておくことにする。

 まず、私は彼女を清純派女優だと思ったことはないし、そもそも世間でもそのようなイメージは持たれていないのではないかと思う。彼女の演技をみていれば分かるとおり、彼女はあまり縛られることが好きではなく、どちらかと言えば自由奔放に生きている人だと想像していた。彼女の持つ独特の魅力は、ありのままの自分をさらけ出すことができる人だけが放つ輝きをもってる。

 だから私は今回の報道を聞いても全く驚かないし、なによりも彼女の演技そのものにはなんの影響も与えないはずである。もっと言えば、私は彼女のプライベートのことなど興味がないし、そもそも私は彼女を個人的には知らない。だから裏切られたという思いや腹が立つという気持ちなど、一ミリもない。

 ただ世の中には、彼女がどうしても許せない、彼女の顔も見たくない、彼女が出ているCMの商品は買わないという人がいるというのは理解するし、そたのめにCMから降板することがあることはやむを得ないなだろう。また、今後何かの作品のキャスティングで敬遠される場面が出てくることもあるだろう。その範囲では、彼女は責任を負わなければならないとは思う。

 だけれども、彼女がこれからしばらくドラマや映画に全く出演できなくなるというのであれば、それはどう考えても行き過ぎだと私は思う。私のように彼女の演技を楽しみにしていて、プライベートの問題には関心がないファンもだくさんいるはずだからだ。
 
 なによりも、仮に今回の報道が事実だとしても、それで彼女が反社会的な存在になるわけでは決してない。あくまでもプライベートな問題にすぎず、それは観る側が、個々人の価値観で、その是非を判断すれば足りる問題なのだ。八木和也

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