弁護士　西田雅年
今日のネットニュースで，NHKの土曜お昼の番組「バラエティー生活笑百科」が，来年（2022年）3月で終了すると，報道されていました。
番組オープニングの『四角い仁鶴がま～るくおさめまっせ』という仁鶴さんのお馴染みのセリフから始まる番組は，放送開始から36年だそうです。堅苦しい法律問題を関西の漫才師が面白おかしく，日常生活にたとえて問題提起をし，当時はまだ馴染みのない弁護士が回答するという形式でした。今は亡きうちの両親も良く見ては「弁護士さんって，結構面白いなあ。」と言っておりました。身近に弁護士がいるのに，と思いながら。当時はまだ弁護士がテレビで喋ったり，コメントしたりするのは，本当に珍しかったものです。しかし，弁護士のもの言いも，徐々に鼻につくようになりました（自省を込めて）。番組で取り上げるネタも尽きてきたように思い，相談員も交替するなど，丁度番組も飽きられてきたのかも知れません。他のテレビ局でも「法律相談」をうたう番組もありますが，もはや弁護士が必要かという内容になっています。弁護士がテレビに必要かと思う，今日この頃です。
（１２月１３日記）