一般民事・家事
2022.07.13
デジタル遺産
いわゆるデジタル遺産とは、預金通帳や不動産など実体がなく、電子データとして端末やネット上に存在する遺産のことを指します。
たとえば、デジタルデータでいえば、メールアドレス、仕事のパスワード、メーリングリスト、アカウント、○○pay・・・
本来的にデジタルのデータでなくても、eco通帳などの銀行口座、ネット証券、クレジットカードのポイントなど、デジタル管理が一般化したものもあります。
・・沢山あります。
これらのデジタル資産は、性質上、日頃から本人以外に知らせるべきでない情報です。
だからこそ、本人が死んだときに大変問題になります。たとえばインターネットの契約が解除できないとか・・・
以前は目に見えるものが遺産でした。不動産屋預貯金通帳などで分かります。借金なども借用書や請求書というかたちで見ることができました。
しかし、アカウント情報やパスワードは、大事なものであるのに、目に見えません。
これらを遺書などに書き残すというのは、かなり難しい問題です。
デジタル遺産を専門にする弁護士も登場していますが、まずは、ぜひ、皆さんも自分のできたるデータでの管理方法を見直してみてください。