その他
2021.09.13
ギターの弾き語りを試みてみた(1)
48歳になるまでギターを触ったことは一度もありませんでした。が、演劇で他のキャストにギターを弾いてもらって自分が歌う経験を何回かして、自分も弾きたいと思ったことと、趣味のカラオケがコロナ禍で禁止となり、自分で弾き語りをするしかないと思ったことがその理由でした。まずはクラッシックギターの初心者用セットを29,800円で購入しました。楽器店へ入ったのは高校生の時以来で、場違いな感じが半端なく、とても緊張しました。
なつばやし先生からギターの練習は、まずチューニングと爪切りをしっかりするところから始まりると教わりました。チューニングは、298セットの中に携帯用チューナーが入っており、ギターの先っちょにチューナーをつけて一弦づつ音を鳴らしていけば、簡単に正しい音がみつかります。めちゃ簡単です。次に爪切りです。ギターは左指先が命です。爪が伸びていたら弦をきちんと押さえられず、音が鳴りません。だから左手の爪を深づめギリギリまで切ります。
以上の準備が終われば、練習開始です。ギターは弦が6本あって、だいたいこのうちの2本~3本の弦の、決められた位置を左指で同時に押さえて音を鳴らします。左指で弦を押さえつつ、右手でじゃらーんと引くわけです。この2本又は3本の音の組み合わせをコードと呼ぶそうです。EマイナーとかAとか、Dとかコードはたくさんあります。最初は左手の人差し指と中指、薬指を使って上から二番目と三番目と四番目の3本の弦の縦に並んだ位置を押さえて鳴らすAのコードを弾く練習からはじまりました。自分ではきちんと押さえて鳴らしたつもりでも、五番目の弦も一緒に押させてしまっており、「チャラン」という変な音しか出ません(弦と弦の間のスペースは8mmしかありません!)何度も練習して、なんとか「ジャラーン」と音がまともに出るようになりました。すると次はDの練習です。やはり3本の指を使います。Aとは違って、押さえる位置が横に並んでいて難しくなります。これができれば次はAマイナーの練習、次にEマイナーの練習というように進んでいきました。こうやってコードの押さえ方を一つ一つ覚え、うまく鳴らせるようになるまで繰り返し繰り返し練習していくわけです。この練習を30分も繰り返せば左指先が悲鳴をあげますので、練習は強制終了となりました。
こうした地道な練習を年末年始の休みを使ってずっとやっておりました。年が明けて仕事が始まるころに、ようやく基本的なコードを5~6個くらい鳴らせるようになりました。この時点では「果たして今年1年使って自分はギターを弾けるようになるのだろうか?いや、たぶん無理だろう」そんな感覚でした。次回へと続きます。