2025.02.27
事務所創立60周年を迎えて
1965(昭和40)年に創立された当事務所は、今年60周年を迎えました。当事務所を信頼していただける依頼者や長くお付き合いのある労働組合、民主団体の皆様のおかげだと思い、心から感謝申し上げます。およその歴史を振り返ると、取扱う事件の中心が1980年代までは労働者・労働組合の権利擁護、1980年代末から2010年代までは尼崎大気汚染訴訟やクボタ・アスベスト被害訴訟、2010年代以降は個別労使紛争や過労死等の労災案件というように、その時々の主要な社会課題とともに変化がありました。もちろん、社会的弱者や零細中小業者の権利を守るための案件には一貫して取り組んできました。これからも弱者や労働者の権利と尊厳を確保することに力添えできる法律事務所であり続けることを改めてお約束したいと思います。
ところで今年は、日本の敗戦から80年、阪神淡路大震災から30年の節目でもあります。しかし、戦争で言えばウクライナやガザの戦禍、震災で言えば1年経っても復旧すらなかなか進まない能登半島地震など心痛む事実があります。そこで、当事務所60周年の記念行事として、少しでも具体的な社会貢献をして当事務所の心意気を形にすべく、2025年1~11月の総売上の1%をユニセフ「ガザ人道危機緊急募金」と日本赤十字社「令和6年のと半島地震災害義援金」に半分ずつ寄付することに決めました。また事務所入口カウンターに募金箱を置きますので、来所される皆様にも可能な範囲でのご理解ご協力をお願いいたします。そして、事務所分との合計額を2025年12月に寄付します。
弁護士各人にとって、できるだけ多くの寄付をするということが一層の励みにもなり、事務所の新たな歴史を作っていく第一歩となることを願っています。