中神戸法律事務所 Nakakobe Law Office

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公害訴訟

2020.09.03

【事例紹介】アスベスト公害

アスベストは肺などの呼吸器系の癌をひきおこす危険な物質ですが、クボタは1954年から1972年まで尼崎の工場(旧神崎工場)でセメントにアスベストを混ぜ込んで水道管を造っていました。そしてクボタは周辺に大量のアスベストをまき散らしていました。2005年、その周辺に住んでいた人たちの多くがアスベスト特有の疾患である中皮腫に罹っていることが報道され、社会問題となりました。

私たちは弁護団を作って被害者らの相談活動にあたりました。2007年にはご遺族らがクボタと国を裁判で訴えることとなり、私たち弁護団が代理人となって裁判を闘いました。私たちは最高裁まで闘い、クボタの責任をみとめる判決を勝ち取りました。

アスベストの潜伏期間は40年~60年とも言われており、まだまだ新たな被害者が跡を絶ちません。現在は神戸港で働いていてアスベストを吸い込み、肺がんになった3名の労働者の裁判を闘っています。アスベスト被害でお悩みの方はぜひ当事務所までご相談ください。

弁護士:八木 和也

 

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