その他
2025.08.03
私の愛犬について思うこと(2)
前回に引き続いて私の愛犬ジャッキーについて、いろいろ思うところがありコラムにします。
ジャッキーはとても愛情が深く、律儀だ。普段は食事の時以外はリビングで重そうな巨体を横にして寝ている(今もコラムを書いている私のそばで寝ている)が、私が出かけるとなると、たいがいはちゃんと起きてきて、見送りに玄関まで出てきてくれる。私を見送りするとおやつが貰えることになっているようではあるが。
私が仕事から帰ってきたときは、尻尾をぶるんぶるんと振り、「ワンワンワン」とテンションを上げて飛びついてくる。私がしばらくモフモフしてあげると安心してまた横になる。飲みに行って帰宅時間が深夜となり、家族が寝静まっていても、ジャッキーは必ず起きてくれる。そして私の顔をペロペロなめてくれる。ジャッキーはどうやらアルコールが好きのようだ。
ジャッキーが挨拶を怠らないのは散歩のときもだ。散歩の道中にはペットショップがある。このペットショップは立ち寄ったらお姉さんからお菓子がもらえる。ジャッキーは散歩の途中に必ずこのペットショップに立ち寄る。で、お菓子をもらう。そのあとお店を出て、しばらく散歩し、またペットショップに立ち寄ろうとする。で、お代わりをもらおうとする。
驚いたのはジャッキーを1回預けたことのあるペットホテルにも毎回のように立ち寄ることだ。このホテルの1階にはトリミングのスペースがあって、ガラス越しにカット中のワンちゃんが見れる。ジャッキーはちゃんとホテルの場所も覚えていて、散歩をしたら必ずこのペットホテルにも立ち寄る。で、タイミング良くカット中だったらたら、お姉さんにカットされているワンちゃんの様子をじっと観察している。なかなか動いてくれない。
ジャッキーは単なる食いしん坊でお姉さんが好きなだけではという説もある。が、私は恩を忘れない気持ちがそうさせているのだろうと思っている。愛犬は私にいろんな大切なことを思い出させてくれる、そんな存在なのだ。八木和也