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2021.07.31

ペットボトルフリーを試みてみた

夏が暑すぎる。大水害が毎年起きる。世界中での異常気象の報道がしょっちゅう流れる。地球温暖化は嘘ではなかったのだ。と、だいぶ前に気が付いたのだが、自分の生活習慣を変えることは容易ならざることで、地球に良いことはほとんど何もできず、ここ10数年も無為に過ごしてきた。が、いよいよポイント・オブ・ノーリターン(引き返せない時点)が近いとのNHK特集を視るに至り、自分も重い腰をあげねばと思い立ち、今年の5月1日からペットボトル飲料を一切買わない生活を始めた。ご承知のとおりプラスチックは海を漂いながら細かい粒となって分解され、魚の体内に蓄積されていく。それを毎日私たちは食べていて、1週間でクレジットカード一枚分ほどのプラスチックを食べているとの報告もある。クジラの胃袋には23㌔のビニール袋が入っていたとの記事もみた。

ペットボトルフリーとするには、常にマイボトルの携帯が必須だ。そしてお茶がなくなったらすかさず事務所のお茶を補給する。時には給水機の水を補給する。そうしてペットボトルなしで1日を乗り切る。もちろんアルミ缶やビンのものであれば自販機で飲料水は買える。が、今や飲料水の9割はペットボトル化されており、お茶やお水はほぼアウトだ。

だからマイボトルを忘れると悲劇である。炎天下での外出が多い日にこれをやると命にかかわる。駅に着いたらオロナミンC(ビン製)で栄養補給し、なんとか乗り越えてきた。極たまにではあるが、十六茶のアルミ缶(350ml)に出くわすことがある。もう救いの神である。今日でようやく3ヶ月。例年以上に秋の到来が待ち遠しい。

もう一つ、やや違う話だが傘を忘れるというのも大きなリスクとなった。これまでは急な雨にはビニール傘を購入して難を逃れてきた。が、ビニール傘がペットボトル何個分のプラスチックを使って作られているのかを想像すると、ビニール傘などとても買えない。もう濡れるしかない。ある意味、折り畳み傘の常時携帯はマイボトルの携帯以上に必須となった。

お金を出せば必要なものが手に入る時代がいつまで続くかわからない。そのときのために、エコか否かを行動原理とすることを体に覚えこませたい。次のステップはマイバッグとマイ箸である。ゆくゆくは肉や魚を減らし、豆類と野菜を中心にした食生活に転換していきたいとも考えている。結果が見えてくるまでの道のりは気が遠くなるほど長いような気がするが、千里の道も一歩から。地球の未来のために地道に続けていきたい。 2021.7.31   八木和也

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