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2026.01.19
中道改革連合の結成について思うこと
日本の政治の動きが目まぐるしい。前回のコラムでは、解散の第一報があって間がない時期で、本当に解散はあるのか、その大儀は何であるかがテーマであった。
そこからわずか一週間後の現在、すでに解散は規定路線となり、新たに立憲と公明の各衆議院議員が一緒に「中道改革連合」なる新党を作ることになり、この政党の誕生が選挙情勢にいかなる影響を与えるかが話題となっている。
私は、これまで一貫してリベラリズムを重んじる立場で政治に関わっており、私の立場からは、「中道改革連合」が日本の政治の極端な右傾化、排外主義やナショナリズムの亢進に対抗する一つの軸となってくれることを願っている。
これまでコラムで何度も書いてきたように、外国人を排斥するようなやり方で日本社会がこれからも成長していけるとはとても思えない。日本は、すでに様々な分野で人手不足が本当に深刻なのだ。
中国との関係も、このままでいいはずがない。年始にはステージが一段上がって、これからいよいよレアアースの輸入も止まる。そうなれば国内でのパソコンやスマホの値段が急騰し、やがて店頭から消えていく。なんとしても、その前に関係を修復し、レアアースの輸入を復活させねばならない。
アメリカは、明らかに変質した。国際法を守らない姿勢を鮮明にし、様々な国や地域に暴力を加え、また恫喝して不当な要求を繰り返している。こうしたアメリカとの関係を日本はどうするのか、少なくとも戦略の練り直しが不可欠だ。
以上のような問題に対し、高市政権は真正面から取り組む気配が全くない。沈黙を続けている。それどころから、外国人や対中国の問題では、国民の差別感情を煽ってさえいる。私に言わせれば、正気の沙汰とは思えない。
「中道改革連合」は、日本を外国人との共生社会へと導くこと、中国との関係を修復していくことを目指すようなので、一定評価したい。ただし、この党がアメリカとの関係の見直しにまで踏み込むのかは、かなり心もとない。安保法制についても、集団的自衛権の行使の点も含めて合憲とすると報道されており、この点はとても残念である。が、高市政権よりはずっとましであることはたしかである。
世界は、今何百年に一度かもしれないくらいの大変革期にある。ここでのかじ取りをどうするかにより、今後日本の50年、100年の運命が決まると言っても過言ではないと思う。
これから投票日までの間、国民の間で冷静な熟議がなされ、国民は数十年先も見通したうえでの正しい判断をしてくれるだろうと私は信じている。八木和也